須賀谷温泉の「秋」を探したいと思い立ち、館内や本館外周を回りました。１枚目はロビー入り口付近の前回紹介した「枝と柿をもぐための煤竹」の傍らに活けてある華です。

ススキを入れ見事にアレンジされています。

 

２枚目を探しに行こうと思い立った時に、厨房から用事を言いつかりました。料理を飾るための「柿の葉」が欲しいということで、見本の柿の葉を持ってこられました。昼の８６人の団体様の昼食のためのものです。柿の葉は、秋を思わせる色づきようでした。当館北の須賀谷集落にたくさん柿の木があることを知っていたので、気軽に引き受けました。

 

しかし、実際に集落に行ってみると柿の葉は皆青々したものばかりで見本の葉のようには色づいてはいませんでした。（９月２３日のことです。）須賀谷集落に住んでおられるＯさんにお声をおかけして協力して頂きました。やっと使えそうな一本を探していただきました。百枚程度頂いて無事厨房に届けました。

頼まれごとは何とか終えることができましたが、「秋」の２枚目を探そうという気持ちは失せてしまいました。というのは須賀谷温泉の外周には、彼岸花以外に秋らしい雰囲気の風景はないので。

受付カウンターに戻り、カウンターを見ると・・・

「あれっ。こんなところに」

格好の写真がありました。「青い鳥」ではありませんがベストショットはこんな身近にありました。この写真は、数年前に当館のお客様が何年も通ってやっと撮られた珠玉の一枚です。（雨上がりの早朝だそうです）今はとても有名になった「鶏足寺」のベストショットです。

 

去年撮った私の駄作と比べてください。その差は歴然です。