「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」（若山牧水）秋も深まり、しみじみと飲む日本酒のおいしい季節になりました。今日はお土産コーナーの第１弾として日本酒を紹介したいと思います。（個人的な嗜好を優先しました。）

先日も、宿泊のお客様が夕食で富田酒造の七本ヤリ（ヤリは木偏に倉ではなくて金偏に倉です）お飲みになってこの酒造元に行きたいとおっしゃってお出かけになられました。富田酒造は創業４６０年で大正・昭和の芸術家・美食家として有名な「北大路魯山人」も愛した酒造元として有名です。木之本の古い街並みと趣ある富田酒造に足を運ばれてはいかがでしょうか。近くに「県民ショー」で一躍有名になりました沢庵入りのサラダパンのある「つるや」さんがあります。

次に、毎日飲む酒として常備しておきたい湖西川島酒造の松の花です。当館で熱燗として注文するとこのお酒が出てきます。特別純米酒の「酔後知楽」（すいごたのしきしる）は２０１０年燗酒コンテストで金賞を受賞しています。その他冷酒としまして、２種類あります。甲賀瀬古酒造の特別純米酒でその名も「忍者」、そして長浜佐藤酒造の「湖濱」があります。いずれもおいしいお酒です。迷いながら地酒を選び、おいしい郷土料理を酒の肴にするのも旅の楽しみの一つです。

年齢・体力を考え程々に楽しんでください。