秋色二題

 曼珠沙華が満開でしたので撮影してきました。

お彼岸の季節、田んぼのあぜ道や土手で見かけることが多いですが、これはモグラやノネズミがあぜ道や土手に穴を開けるのを、彼岸花の毒性のある球根を植えることで防ぐためだったそうです。また、彼岸花の根茎は強いため、田んぼのあぜ部分に植えてあぜの作りを強くするためだそうです。

縁起の悪いイメージがありますが、これは墓の周辺植えられて、動物が墓を掘り返すのを防ぐために植えられたようです。又非常時の食料としても利用されたようです。毒性があるのでさらして色々な処理をしないと食することができなかったようです。飢饉が起きた時の本当に非常用として利用されたようです。

この曼珠沙華は、長浜市徳山町周辺の姉川上流の草野川の土手付近に咲いているのを撮影してきました。かなりたくさんあって圧巻の赤色です。

三枚目は当館向かいの須賀谷地区自治会館の敷地から当館に向かって咲いている「金木犀」です。匂いを届けたいぐらいに、いま、強く香っています。

むくろじ通信

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