やっとできました

古く朽ちていた湯口の台座をやっと新調する事が出来ました。

第三弾と第四弾は、男性女性の白湯(ぬる湯)に置かせて頂きました。1枚目は女性の大浴場、2枚目は男性の大浴場です。源泉の方は、最近史上最速で100連勝した藤井聡太七段にあやかって将棋の「駒」にさせていただきました。白湯も同じく駒で行こうと思っていましたが、駒ばかり並んでいてもあまりに芸がないと感じました。

瓢箪から駒が出る

【読み】 ひょうたんからこまがでる 【意味】 瓢箪から駒が出るとは、思いもかけないことや道理上ありえないことが起こること。また、冗談半分で言ったことが現実になること。

故事ことわざ辞典より

上記の言葉が突然浮かんできました。意味的に見ても、ぴったりくるので早速製作に取り掛かりました。

しかし、すぐに言い出したことに後悔しました。一つは瓢箪らしい形がデザインできない。最初は大きい円と少し小さめの円を重ねました。コンパスで描いた円は人工的過ぎて、全然瓢箪とは思えないのです。仕方なくフリーハンドで、描きちょっと上部を傾けてみました。少し瓢箪らしくなりました。男性風呂の瓢箪は少し細めに、女性風呂の瓢箪はゆったりとした感じに作りました。もう一つは、曲線を掘るのは機械が使用できなくて倍以上の手間がかかることです。厚さが6センチ以上もある立派なヒノキです。電動手のこで少しずつ切り刻み、グラインダーで形を整え、ペーパーで仕上げました。

置いてからまだ、1週間ほどです。ヒノキの良い匂いがします。嘘だと思う人はすぐお出で下さい。お待ちしています。